COLUMN

暮らし・住まい

16
May
2017

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WRITER
aranyos
CATEGORY
暮らし・住まい

オンモプラス☆映画部『ラビング~愛という名前のふたり~』

オンモプラス☆映画部『ラビング~愛という名前のふたり~』

今回ご紹介するのはアメリカ映画『Loving ラビング~愛という名前のふたり~』

2017年のアカデミー賞で、主演の2人が共に「主演男優賞」「主演女優賞」にノミネートされるほど、静かな熱演で感動を呼び起こしたこの作品。

「静かな熱演」と書いた言葉通り、本当に静かに淡々と夫婦愛・家族愛が綴られています。
観る者の心にジワジワと温かく切ない感情が染みわたり、最後はその感情の渦が濁流となって、涙が止まらなくなる…
そんな素晴らしい作品です。
今回ご紹介するのはアメリカ映画『Loving ラビング~愛という名前のふたり~』
つい60年前まで異人種間の結婚は違法だった、という事実…

1950年代、つい60年前のアメリカ。
多くの州では、黒人・白人の結婚は違法とされ禁じられ、「神は異人種の交わりを望んでおられない」と信じられていました。

しかし、人権や自由を求める運動が広がり始め、ある夫婦の裁判をきっかけに、長い歳月を経て「異人種間の婚姻」がついに認められるようになったのです。

その夫婦とはラビング夫妻。

ラビング夫妻の実話をもとに作られたこの作品。
『LOVING ラビング~愛という名前のふたり~』

是非紹介させてください。
 

《ネタバレ無し。ザッとあらすじ》

1958年。アメリカ・バージニア州。

レンガ職人のリチャード・ラビングは、長年の恋人であるミルドレッドから妊娠を告げられ、喜び勇んで、慣れ親しんだ生まれ故郷の土地を買い、そしてプロポーズします。

手続きが比較的簡単に出来るワシントンDCの役場に出向き、2人は結婚し、結婚証明書も発行されました。

バージニア州に戻り、夫婦として生活を始めた二人。
しかしある夜、突然家に押しかけて来た保安官に逮捕されてしまいます。
逮捕状の名目は「違法結婚」

2人の住んでいるバージニア州の法律では、黒人と白人の異人種間の婚姻は違法とされていました。
牢獄に入れられたものの、白人であるリチャードは一夜で釈放されますが、黒人であるミルドレッドは妊婦であるにもかかわらず釈放されません…

根強い黒人差別に憤りを感じながらも、ミルドレッドの身の安全を第一に考え、警察に提示された別居条件を承諾しミルドレッドを釈放してもらうリチャード。

裁判で、「異人種間の婚姻は違法である」として、ラビング夫妻に下された判決は「有罪」。

即座に離婚するか、2人とも生まれ故郷から出ていくか、の選択を迫られます…

故郷を追われ、婚姻届けを出したワシントンDCで暮らし始めるラビング夫妻。
しかし、故郷の母の元で出産したい、とバージニアに里帰り出産した際に再逮捕されてしまうのでした。
二度とバージニアに戻らないこと…家族・故郷と今生の別れを裁判所で誓わされることになります。

ワシントンDCで生活するうち、子どもも3人生まれ、5人家族で一見穏やかに暮らしていますが、心の奥底では、拭い去れない望郷の想いが大きくなっていくばかりです。

時は、平等・自由など人権を求める動きが盛んになり始めていました。

ミルドレッドは、異人種間婚姻で違法とされ故郷を追われた自分たちの状況、そして故郷でのびのびと子育てをしたいという想いを司法長官への手紙にしたためます。

その手紙こそが、
「異人種間婚姻を禁じるのは違法であり、結婚は人間の生まれながらにしての当然の権利である」
という歴史的な最高裁の判決を勝ち取るまでの、長い長い10年裁判の始まりとなるのでした。

10年という長い裁判の歳月。
変わらない人種差別。
周囲の冷たい目。
再逮捕におびえる日々。
好奇心や誹謗中傷から、妻・子供たちを必死で守ろうとする夫。
どんな時も互いを思いやりそっと支えあうラビング夫妻。

いよいよ最高裁の判決が迫り、世間の注目が集まる中、
2人はどうするのか…
何を思うのか…
そして、何を訴えるのか…
世界を変えた二人の願いは何だったのか…

裁判モノの映画ではありません

当時、アメリカのいくつもの州で禁じられていた異人種間の結婚。
根強く残る人種差別、自由を求める運動の高まりの中で、注目されるラビング夫妻の裁判。

しかし、作品中で、裁判のシーンは殆どありません。
あるのは、ラビング夫妻の日常の描写。

互いの表情の変化も見過ごさない、細やかな気遣い。
どんなに世間が騒ごうとも、静かに自分たちの小さな幸せを守ろうとする強い想い。
朴訥として殆ど話さない夫リチャードから感じられる、妻ミルドレッドへの深い愛。
リチャードに守られながら、しっかりと前を向き、子を守り、夫を支えようとする芯の強さを持ったミルドレッドの姿。

静かに、本当に静かに話は進んで行きます。
でも、退屈だと感じることはありません。

何故か…
それはおそらく、家族の幸せを願う想いが、溢れんばかりに描かれていて、それに対して、観ている者は心から共感し、自分に置き換えて感情移入してしまうからだと思います。

夫婦って良いなぁ…
ごく普通の穏やかな生活、それこそが幸せなことなんだなぁ…
一緒にいられるって、実はすごく大きなことなんだなぁ…

そう思わせてくれる作品です。


余談ですが…
うちの父も夫も口数の少ない人です。

「何考えてんの?!言わないと伝わらないよ!!!」
と毎日のように憎まれ口を叩いてしまう私ですが…

朴訥なリチャードの姿を見て、「無口な男、良いかも…♡」
とちょっと見方が変わりました。

無口な旦那さんを惚れ直したい奥様にもオススメかも(笑)
裁判モノの映画ではありません

東海地区ではCINEMAe~raさんでのみ上映!しかも5/19まで!!

東海地区では現在、CINEMAe~ra(シネマイーラ)さんでのみの上映になります。

しかも今週の5月19日(金)までの上映なのです…

気になる方は是非お早めに!!!

上映時間は
10:00~12:05です。

『LION/ライオン~25年目のただいま~』もCINEMAe~raさんで只今上映中!!

以前「オンモプラス☆映画部」の記事でご紹介しました
『LION/ライオン~25年目のただいま~』も只今絶賛上映中です。


(映画の詳細記事についてはこちらからどうぞ!)

「観たかったけど、見逃してたわ!」
という方、是非この機会に、大スクリーンでご覧になってください。

☆5/19(金)までは13:45~15:50の上映

☆5/20(土)~5/26(金)までは17:30~19:35の上映
『LION/ライオン~25年目のただいま~』もCINEMAe~raさんで只今上映中!!

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大阪出身。浜松在住歴10数年。 イケメンならぬイクメン夫と、のんびり長男、超マイペース長女、爆走次男、イビキのうるさい愛犬の5人+1匹家族 。浜松周辺の美味しいお店、見どころ、お出かけスポットを求めて、元気に走り回っています。 でも実はインドア派。手芸・読書・料理・映画大好き。好きなものを求めてアンテナ張ってま~す!!

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